
ミガキボラという貝がいます。
ホラと名のつく貝は、ホラガイを始めけっこういますが、代表的なボウシュウボラやこのミガキボラは、ヒトデを食べているところをたまに目にします。
オニヒトデの天敵がホラガイだという話を耳にしたことがあるかたも多いんじゃないでしょうか?
ヒトデに襲いかかるところから見れた人は、
「貝があんなに早く動けるなんて!」
と、みんなびっくりします。
そういえば去年はテヅルモヅルを食べているところにも出くわしましたっけ。
これもなかなかに壮絶なものではありました(^^ゞ
ボウシュウボラは昨年このブログで取り上げました。
孵化するまで母貝が卵を守るんだそうです。http://araridc.blog41.fc2.com/blog-entry-16.html
でも貝なのにどうやって守っているんでしょうね???
そして、卵を守らないというミガキボラではどうなのでしょう?
先日、その現場に立ち会えました。
上の写真の右側が母貝で、左側の白いのが卵です。
中ほどで卵にびっしりとたかっているのが小さな貝の仲間で、このミガキボラの卵を食べています。

上の写真は拡大した画像です。
本来、この仲間の貝の卵は頂上に一つだけ明り取りのような窓があるのですが、まだ穴が開いているわけではなく、この窓はハッチアウトしようとする稚貝がそこから出て行けるように、周りより薄く作られているんだそうです。
その本来一つのところの窓の脇に、2つも穴が開けられてしまっています。もちろん、卵の中身は食べられてしまい空っぽです・・・。

貝の仲間は長い時間をかけて産卵します。
このミガキボラも13日の発見から、16日の午前中までまだ産卵していました。
すぐそばには産みたての卵をいただこうと、すでに他の卵を喰らい尽くした貝たちが手ぐすね引いて待ち構えています。
「助けておかあさ〜ん」
と食べられていく我が子の悲鳴をどうすることもできず、そして今から産もうとしている卵ですらも、同じ道を辿ろうとしている。
ミガキボラとしてもとりわけ長く、これほど産卵に時間をかけているのは、この捕食者たちが去るのを待って、じっと耐えているのかもしれません。
この母貝が産んだ卵は、一部でも無事に孵化することができるのでしょうか・・・・・・。
「うう、なんて切ない話だ・・・(T_T)」
見ていて思わずほろりときた涙を、マスクを外してぐいっとぬぐったのでした・・・。
写真を主題にしたブログも始めました!
こちら↓も見てやってください。
ギフト 海の贈りものを安良里から
- 2007/04/16(月) 12:11:29|
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冬から春にかけて、このボウシュウボラが見物です^^
産み付けるタイプの貝の産卵というのは、
貝の見た目どおりゆっくりと進行するために
けっこう長期に及ぶのですが、ボウシュウボラも例外ではありません。
1粒産むのに15分程度、数時間なんてもんじゃなく、1日仕事だそうですよ!
でもそうした長時間の産卵の話も、
このボウシュウボラのストーリーの導入でしかありません(笑)
貝にオスとメスがあるというのはあんまり知られていませんが、
オスと交接して産卵した後のボウシュウボラの母貝は、
その場でじ〜っと卵が孵化するのを約8〜10週間見守り(?)ます。
親戚のミガキボラという貝と比べても、
この特異な子育てに疑問を感じたALABAMAさんが比較観察したところ、
卵保護しないミガキボラの卵は、より小さい貝の仲間に食べられて、
15%ぐらいしか孵化できないのだそうです。
驚きですよね!(^^)!
このボウシュウボラとミガキボラについての顛末に興味をもたれた方は、
ぜひ冬の間に観察してもらいたいです。
・・・が、なかなか難しいと思いますんで(笑)、
継続して観察する予定のログを見ていただくか、ALABAMAさんのHPを見ていただきたいですね。
ユーモアたっぷりなHPで、よくここまで・・・と思うほど
しっかり観察してあって勉強になりますよ^^
ALABAMAさんのHPはこちら
『富戸の波』http://homepage2.nifty.com/ALABAMA/
『ボウシュウボラのグレートジャーニー』
http://homepage2.nifty.com/ALABAMA/topics/Topics-051-100/T-068-boushuu1.htm
『富戸のやすり(ミガキボラの卵)』
http://homepage2.nifty.com/ALABAMA/log/log-2005/log-050506.htm
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ギフト 海の贈りものを安良里から
- 2006/02/08(水) 16:46:05|
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